もりはら皮ふ科クリニック
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【診療科目】
皮ふ科・アレルギー科

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皮ふ病について

良くある皮ふ病について簡単にまとめました。
皮ふ病には個人差があり、全ての人に当てはまらない場合があります。皮膚の症状を診ないことには正確な判断ができませんので、これらの病気に対するご質問はお電話などではお答えできません。必ず受診の上ご相談ください。


アトピー性皮膚炎

 アトピー性皮膚炎ってどんな病気?
 
アトピー性皮膚炎の症状は子供と大人で異なります。典型的な子供のアトピー性皮膚炎は、肘の内側や、膝の裏に慢性の湿疹がみられます。耳切れがみられることもあります。 大人のアトピー性皮膚炎では、これらの症状に加えて、顔面や体にも症状が拡大することが多いようです。いずれも強いかゆみがあります。    

 アトピー性皮膚炎の原因は?

アレルギー体質と、生まれつき肌が弱いアトピー肌(乾燥肌)という二つの要因が大きく関与する病態です。最近では心理的な要因もアトピー性皮膚炎の病状を左右することが知られています。患者さんによって、その原因が多岐にわたるため、治すのが難しい病気の一つです。

 アトピー性皮膚炎で気を付けることは?

皮膚の乾燥がアトピー性皮膚炎を悪化させるため乾燥肌対策が最も重要です。乾燥を防ぐことで、飛び火などの感染症もある程度予防出来ます。普段から保湿剤などで、もともと敏感になっている肌を守ってあげることが大切です。

アレルギー体質の方は、アレルギーを起こす物質を出来るだけ避けるように普段から気をつける必要があります。どういったものに対してアレルギーがあるかは、血液検査で大まかにわかりますのでご相談ください。
小児のアトピー性皮膚炎ではしばしば食物アレルギーを合併し、3人に1人は鶏卵のアレルギーを有する報告もあります。特定の食物を摂った際に、皮膚の状態が悪化する場合は医師に相談してみると良いでしょう。

とても難しいことですが、皮膚をこすったり、掻き破ったりすることは、本来アトピー性皮膚炎には良くありません。特に顔面に症状が出ている場合、顔をたたく患者さんがおられます。顔面というデリケートな部位に掻き傷を避けるための苦肉の策でしょうが、顔面をたたくことで網膜剥離など失明に至るような重大な合併症を起こす可能性があります。顔をたたくのは絶対に止めましょう。    

 アトピー性皮膚炎の治療は?

皮膚の乾燥を防ぐ保湿剤や、皮膚の炎症を抑えるステロイド外用剤を中心に治療します。アレルギー反応を抑える抗アレルギー剤や、体質を改善する目的で漢方を併用することもあります。アトピー性皮膚炎の病態を考えると、外用剤を全く使わずに、内服だけで治療をすることは難しいと考えます。

近年バイオ製剤といってアトピー性皮膚炎の免疫のメカニズムに作用する画期的なお薬が誕生しました。効果は高いようですが高額なのが難点です。諸事情により当院では取り扱っておりません

 ステロイド外用剤とは?

院長の私自身が、結構ひどいアトピーに苦しめられました。顔に汁がたくさん出る湿疹ができ、その汁が枕にくっついて朝起きるときに苦労したり、強く掻くために眉毛が欠けてしまう(ヘルトゲ現象と言います)状態になり、外見的にも辛かったりしたのを良く覚えています。

当時はニュースや新聞でステロイド外用剤の副作用ばかりがクローズアップされ、悪魔の薬などといわれておりました。それにつられ、治療の根管であるステロイド外用剤を塗ることに私自身も相当抵抗がありました。様々な民間療法に手を出しては、ああ、あれも駄目だったかと、ガッカリすることばかりで、治療のメドが立たないというか、光が見えないというか、何をすればこの痒みから解放されるのか全くわからない状態でした。

医学生になり、ステロイド外用剤がアトピーの中心的治療であることを学び、その副作用は適切な使用ではほとんど起こらないということを知り、自分で塗るようになってから、ずいぶん楽になりました。結局はアウトローな治療より標準的な治療が私には合っていたようです。今でも時々自分でステロイド外用剤や保湿剤をぬらないと痒みが出ますので完全には治っていませんが、仕事やプライベートには影響は出ないくらいにはなっていて、自分がアトピーで悩む割合はずいぶん小さいものになりました。

ステロイドを擁護するつもりでもありませんが、他の薬と同様に正しく使っていさえすれば、あまり副作用が出るものでもないと思います。ネットなどでステロイドを調べると、色々と怖い情報がたくさん出てきますが、このご時世、あまり調べすぎないことも大事かも知れません。ステロイドを適切に塗っていれば、副作用も無く生活に支障が出ないレベルまでは持って行ける場合が多いとおもいます。

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